必ずリハビリが必要になってきます。
リハビリをせずに、早くスポーツ復帰する人がいますが、必ず捻挫をしないように筋力をつけて予防しましょう。
すぐに治るという怪我ではないです。ここは、必ず覚えてください。
癖になったり再発などをくり返さないためにも自分で出来るリハビリとは別に、週1回くらいは整形外科や接骨院、整体院などに通うようにすると良いでしょう。
もし整形外科に行く場合は、リハビリ専門の所をお勧めします。
靭帯損傷は、ひどい捻挫という言い方も出来ます。スポーツなどで起こる怪我が多く、軽度がほとんどです。
よく聞く靭帯というのは、骨と骨とをつなぎ、離れないようにしているすじ状の結合組織です。
足首には、前距腓・後距腓・踵腓の3本と、内側の三角靭帯が機能しあって安定しています。
外側の動きよりも内側に動くので、内側にひねる怪我が多いです。
3つの重症度に分けられます。断裂のない靭帯が伸びた状態と部分断裂、完全断裂です。
少し傷んだ軽度なものと手術をしないといけないレベルとがあります。
損傷の具合が軽度で怪我から時間経過もしていなければサポーターやギブスなどで固定する程度の対処で済むことがあります。
これを手術をしない保存療法と言います。ゴムバンドなどでテーピングする代わりの専用のサポーターがあります。
付けているだけである程度の固定になるので使用をおすすめします。
応急処置も必要で、特に歩行にも重要な箇所なので早めにリハビリを開始するようにして下さい。
応急処置は、症状の悪化を防ぐだけでなく早い段階での回復を目的とした処置方法です。
軽度であれば、通常痛みは1、2週間程度で引きます。ただ、断裂などですと1ヶ月くらいかかることがあります。
重度でもしっかりとした治療やリハビリを行っていれば後遺症で残るということは少ないです。
軽度の場合はテーピングなどで済ませますが、靭帯損傷が起こっている場合は、ある程度固定させる必要があります。
簡易型のギブスのようなU字型ギプスで足首の固定をします。こういった装具は保険が適用されるので、担当医に相談されると良いでしょう。
痛みが強く、程度がひどい場合はこういった簡易ギブスではなく骨折などで使うようなちゃんとしたギブスを装着します。
ギブスの装着期間は大体3週間程度を目安にしています。
少し治ってきて運動などが出来るようになればスポーツ復帰する時の再発を防ぐための専用ギブスもあります。
不安がつきまとうので、運動再開するときなどもスポーツ専用のギブスをしばらく装着することをおすすめします。
ある程度固定されるので底屈、背屈が制限されるためサッカーなどの足首を使う競技の場合は使用出来ません。
手術をしない保存療法ではギブスなどの固定やリハビリが必要ですが、手術をした場合でも1~2週間の固定の後リハビリが必要になってきます。3ヶ月程度の時間を要します。
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