様々な場所に出ると言われていますが、その症状が最も現れるのが足です。
ある日何の前触れもなく、片足が突然の激痛に見舞われるのが最も多い症状です。起きやすい場所が親指の付け根で、7割もの人がここに激しい痛みを感じると言われています。
では何故、足に痛風の症状が出やすいのでしょうか。
■血液中の尿酸が最も溜まりやすい
ビールやアルコール、魚介類、肉類を毎日多量に取り続けていると、これらの食べ物に含まれるプリン体の過剰摂取となり、血液中に大量の尿酸をつくります。
高濃度になった尿酸は自然排出できず、やがて血液中に留まり続けるようになります。そしてこの留まり続ける多量な尿酸が結晶化し、これを異物と認識した白血球に攻撃されることによって、現れるのです。
足はこうした過剰な尿酸が最も溜まりやすく、出やすい場所と言われています。
■痛みの特徴は激痛
足に感じる痛みは、いきなる訪れる激痛です。それは骨をゴリゴリ押されたような痛みとも言われているように、とても耐えい難い辛いものです。
このような症状が現れたら、速やかに病院を受診しましょう。痛みは通常、10日間程度で治まりますが、治まったとしても放置せず、病院を受診することが痛風を悪化させないためにとても大切です。
■痛みと同時に熱が出ることも
足の激痛と同時に、39度位の高熱が出る場合もあります。熱は朝になると下がるので一見治ったかのように見えますが、また夜になると繰り返す場合が殆どなので、油断せず、熱が下がっても病院を受診することをお勧めします。
■足の付け根に多い初期症状
付け根等に耐えがたい痛みを感じるのが最も多い症状ですが、痛みの他にも熱っぽく違和感を感じたり、ぶつけた覚えも無いのに、突然赤く腫れてきたます。
不治の病ではありません。現れた時点でできるだけ早めに治療を始め、生活習慣を改めることで、より早く症状を改善することができます。
普段から尿酸値が高く、身に覚えのない症状が現れた場合は、速やかに受診して、医師の指示に従い治療を開始することが肝心です。
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