短距離走やバレーボール、テニスなどふくらはぎの筋肉の瞬発力が必要なスポーツは、知らず知らずの間に筋肉疲労が溜まり、起こしやすいと言われています。
しかしひとたび起きてしまうと、歩くのもままならないほどの激痛に襲われたり、完治しても再発しやすいです。日頃から起こりにくくするために、予防対策をしっかりしていきましょう。
■ストレッチなど準備運動を必ず行う
スポーツをする前は、必ず準備運動をするようにしましょう。
日頃から本格的にスポーツをしている場合は勿論ですが、軽いジョギングや子どもの運動会の徒競走など、日頃あまり運動していない人が突然運動する場合も、しっかり筋肉や腱を伸ばし解しておくことが大切です。
特にふくらはぎの筋肉は瞬発的な運動を行う際に、爆発的に大きな負荷のかかる場所です。念入りにストレッチや準備運動を行うことで、固まった筋肉に柔軟性を持たせ、肉離れを予防することができます。
■筋力の疲労を解消する
日常的に運動をしている場合や、突然急激な運動をした場合は、筋肉の疲労が蓄積しやすくなります。疲労が蓄積した筋肉は弱り、痛みを伴って筋肉痛を起こしたり、張りや凝りを感じたりします。
また、睡眠中にこむら返りを繰り返すこともしばしばあり、このような時に筋力をつけようと無理やり激しい運動をすると、筋肉が普段より簡単に断裂を起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。
筋肉が疲労している時は無理をせず休養し、アイシングや塗り薬などでまずは疲労を回復させましょう。
■食事にも気を付ける
予防するためには、毎日の食事も大切です。食事は体を作る大切な栄養を補給するもの。好きなものばかり偏食していては、原因になりかねません。
特に肉や魚、大豆製品や卵、乳製品に多く含まれるたんぱく質は、筋肉を作る大切な栄養素です。普段から運動をしている場合は、できるだけ三食にタンパク質を多く含んだ食材を取り入れていきましょう。
また、マグネシウムなどミネラルが不足すると起こりやすいと言われています。
普段の食事で野菜や果物、海藻類をバランスよく取り入れるとともに、運動中も発汗でミネラルが流出するので、スポーツドリンクや麦茶などで効率よく補給していきましょう。
アルコールや白砂糖は分解する時にミネラルを一緒に排泄してしまうので、日頃から食べすぎないように気を付けることが大切です。
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