足のむくみやだるさ、痛みに注意!慢性静脈不全のサインとは?

足のむくみやだるさ、痛みに注意!慢性静脈不全のサインとは? 足のだるさ

日本人の40~50パーセントの女性が感じている体の不調と言われているのが、足の痛みやだるさ、痛みなどの不快感です。しかし、その多くの方が、そのまま特に気にすることなく毎日を過ごしているのが現状です。

それは、朝になると自然と治っているケースが多いため、一時的な疲れから来ているものだと勘違いをし、見過ごしてしまっているからです。しかし、実はそれは重大な疾患の起きる前ぶれのサインかもしれないのです。

ただ、疲れから来ている不快感であれば問題はないのですが、今からいくつかの質問をしたいと思います。

『毎日マッサージなどでケアをしているにもかかわらず、起きると不快感が残っている』『毎日帰宅後や夕方になると、不快感を感じる』『不快感の中には、つっぱったような痛みも感じる』

このような不快感を感じることがあるのであれば、それは慢性静脈不全の前ぶれのサインかもしれません。慢性静脈不全とは、静脈還流の障害で、静脈の血流が上手く流れないことによって起こる疾患です。

人の血管は、動脈と静脈とで構成されており、動脈は心臓から栄養などを体全体へ送る役割を持っており、静脈は老廃物やいらなくなった水分などを回収して心臓へ戻す役割を持っています。

静脈は、重力に逆らって血液を心臓へ戻さなければならないため、それを 助ける役割として、ふくらはぎの筋肉収縮がとても大事になってきますが、その筋肉収縮が上手く作動していなのです。

また、逆流を防ぐ為に静脈内にはが付いていますが、その弁が破損してしまい、血液が逆流してしまって、下半身にいらない老廃物や血液や水分が たまってしまい、起こってしまうのです。

■初期症状は?

初期症状は、足のだるさ、むくみ、疲れ、痛みなどの症状が出てきます。この症状は、ほとんどの人が普段から感じる不快感と同じなため、皆さんが見過ごしてしまっている原因のひとつです。

その起こりやすい要因としては、長時間立ったままや、座ったままの姿勢を続けることによって起こったり、肥満や運動不足、高齢が原因と言われています。

では、みなさんが一番感じる不快感のひとつでもある、むくみが起こる仕組みについて、説明したいと思います。まず、静脈の血流が低下し、そして静脈圧が上昇、静脈弁の機能が低下してしまい、血液が逆流し下半身にいらない物が溜まって起こります。

こう考えると、つい見過ごして気にもかけていなかった不快感が、放置してしまうことによって大きな症状へと進めてしまっていることが解ったと思います。

症状が悪化してしまうと、治すまでにとても大変な治療を繰り返さなければならなくなるため、早期治療が とても大切になってきます。

起こりやすい原因から考えても、日頃のライフスタイルや生活習慣が大きく関わって起こる疾患なので、適度な運動や食事、ライフスタイルの見直しを行い、起こりにくいライフスタイルへと自分自身で変えて行くことが、一番効果のある治療方法です。

いつもの事かと、見過ごす事のないように、自己管理をして、未然に防ぐ努力をしていきましょう。

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