一般的に、足をひねったりした場合、捻挫と言われています。
定義とは
関節が外力を受けて生理的運動範囲を超えて過度の運動を強制された場合に生じた関節の損傷状態をいい、主たる損傷は靭帯、関節包、皮下組織であり、骨折、脱臼、腱断裂を除く
と言われています。その為、靭帯断裂は捻挫に含まれていません。
膝の場合あいは、捻挫と呼ばず、損傷された靭帯を病名として【前十字靭帯損傷】などと呼ぶことが定着している。
足関節の場合は、靭帯断裂を含めて捻挫と呼ぶことが多い。
発生原因の判断基準
1.受けそこなう 飛来物、落下物を受けよとして受けそこなう
2.店頭そこなう 自分で転んだ、滑った、つまずいた、身体のバランスから
3.着地した時
4.衝突 人間同士の場合、競技に熱中して人にぶつかった。クロスプレーで接触して
5.走っていて スタートダッシュなど
6.ひねり 誰かをよけようとした時、ひねり動作、柔道など
7.スライディングして
8.その他
9.打撲 ものに当たった
10.投げた時
11.ジャンプした時
12.投げられた時 柔道、レスリング、合気道等
13.タックルされた時 タックルされた時を含む。アメフト、ラクビー
14.キックした時 サッカー
15.交通事故
16.落下 高い所から落ちた場合(体操の鉄棒から落ちたなど)
発生原因
全体はしては、①受けそこなう②転倒③着地したとき④衝突などが多い
年齢と受傷原因では、男性では10歳までは転倒が多いが、11歳から30歳までは衝突が多く、31歳から60歳までは受けそこなうが多い。
女性では、6歳から15歳までは受けそこなうが多く、16歳から50歳までは着地が多く、51歳以上では転倒が多い。
スポーツ障害の発生機序
スポーツ外傷は限られた回数の外力が身体に働いたときに生じるものであるから、各種スポーツにより特徴的なものが多く、外傷の発生機転をよく聞くことにより診断をつけられる。
これに比べてスポーツ障害はその発生機転が不明なことがが多い。
①過度使用:野球肘、各種疲労骨折など、ほとんどのスポーツ障害の主たる発生原因である。
②小外傷の反復:疲労骨折、脊椎分離症など
③解剖学的特性:膝蓋靭帯炎、膝蓋骨軟化症、偏平足障害など、解剖学的異常が原因となったもの
④衝突性症候群:水泳をしていて肩の痛みで互いに衝撃を受けあうところに生じる
⑤絞扼(こうやく)性症候群:足根管症候群、モートン病など神経が機械的刺激を受けて炎症が生じたもの
⑥スポーツを行う場所の影響:ジョギングをする地面の硬さ、傾斜などにより影響が異なる
⑦靴・スパイクなどの用具の影響:第1指種子障害など不適切の用具によるもの
⑧フォーム:フォームが完成していないのに関節などに無理がかかり、テニス肘や野球肘を生じてしまう
⑨患部をかばっての障害発生:患部に負荷をかけないようにするために、悪くない方に障害が生じるもの
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