子供の足首捻挫のサイン!怪我を見逃さないための対処法と注意点

子供の足首捻挫のサイン!怪我を見逃さないための対処法と注意点 足の捻挫

子供は良く走り、良く遊び、飛び回るのも本当に好きです。そんな姿を見ている親もまた、幸せだと思います。

しかし、良く動き回る為に沢山怪我もすると思います。学校での体育の時間や部活動、放課後のお友達とのサッカー遊びやアスレティック遊びなど、怪我を受けやすい状況は数知れません。

その上、それを防ごうと考え行動している場合も少ないと思います。おもむくままに行動していることがほとんどです。 そこで、その怪我の代表とも言える捻挫についてご説明します。

捻挫とは、足首を無理な姿勢で着地させた際に内側や外側に捻ってしまい起こる怪我で、いわゆる『挫いた』と言います。大人が同じ状況で怪我を負った際と、小児が負った際とでは、怪我の度合いや痛める内部も異なってきます。

通常足首は頸骨、腓骨、距骨の3つの骨と、それを繫ぐ前距腓じん帯後距腓じん帯踵腓じん帯の3つのじん帯と、三角じん帯と言う強いじん帯で構成されています。

大人は、そのじん帯もしくは骨を損傷や断裂してしまうケースが多く、その反面、小児はじん帯 や骨自体を痛めるのではなく、じん帯が付着する骨の表面や、骨が成長するために大切な骨端線と呼ばれる箇所を損傷してしまうケースが多いのです。

何故かと言うと、骨が成長するまでには15歳前後までかかると言われています。

その時期前までに怪我をすると、骨よりもじん帯の方が強いので、じん帯損傷や断裂は起こりにくく、じん帯などはそのままで、その付着部分が剥がれてしまう剥離骨折になりやすいのです。

剥離骨折は、レントゲンなどでは写りにくく、見逃しやすいケースが多いと言われています。医師によっては、小児が足首の痛みを訴えている際は、このケースを一番に疑うべきだとも言われています。

また、小児にだけ起こる骨折の一種で、腓骨骨端線離開という症状もあります。

これは小児期に、骨と骨との間にある骨端線と呼ばれる骨の成長に大切な役割のある部分(成長とともに骨になって行く部分)を損傷してしまった時で、とても柔らかい組織のため損 傷しやすくなっている組織です。

ギブス固定で2~3週間ほどで回復し、成長には影響はありません。

こうみてみると、大人との違いがわかったと思いますが、大人は痛いと自分で感じ、手当や病院へ行く事が出来ますが、小児は自分で手当をすることも、病院へ自ら行く事も出来ません。

また、怪我をしたことすら忘れてそのまま運動を続けたり、遊びに夢中 になっている事も多いと思います。よって、周りに居る大人が適切かつ素早い対処をしてあげる必要があります。

対処としては、『RICE療法』が代表的な治療方法で、患部を冷やし、固定、炎症がある際はなるべく患部を高い位置で保ちながら、安静にさせる事が第一の初期対処方法です。

その後、病院へ連れて行くことも忘れないで下さい。子供の体は日々成長しています。その途中で何らかの損傷を受け、関節が変形してしまったり、運動障害が後々出てくる事が可能性があります。そこが一番問題のあることなのです。

痛い箇所をかばうように歩き続けていた為、体重をかける比率が左右違ってしまい体のバランスが崩れ、骨盤の歪みや左右の足の長さが変わってしまったなどの症状を後々訴えて来てからのリハビリの方がとても大変になります。

この先何十年と生活を共にする『』は、大切な体の一部でもあり、生きて行く上でとても大事な役割の一部です。

痛いと言っていないから大丈夫、歩いているから大丈夫だと、簡単に解釈しそのままにするのではなく、早期対処、完全回復するように促してあげて下さい。

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