朝の足のむくみやだるさに注意!下肢静脈瘤の原因と対処法

朝の足のむくみやだるさに注意!下肢静脈瘤の原因と対処法 足のだるさ

朝目覚めた時に、足がむくんでいる感覚や、だるさが残っているなどの症状を経験したことはありますか?

前日に立ち仕事を長くしていた、普段よりも良く歩いた、運動を沢山した、車や飛行機などに長時間乗っていた、エアコンの効いた部屋で長い時間過ごして いたなど、原因はいろいろと考えられますが、実は、その陰には病気かもしれないとサインを出しているケースもあります。

特に女性に多く見られる症状で、下肢静脈瘤(かしじょうみゃくりゅう)と言います。

これは、血管には動脈と静脈があり、動脈は心臓から栄養をたっぷり含んだ血液を体全体へ流す為の物で、静脈は、いらなくなった老廃物や二酸化炭素などを回収しながら心臓へ と血液を戻す為の物ですが、静脈は重力に逆らっています。

下半身から心臓へと血液を送り出すため、逆流を防ぐために血管内に弁が付いています。 その弁が破損して、血液が逆流し下半身に溜まってしまう症状を下肢静脈瘤と言います。なりやすいタイプが、長時間の立ち仕事をしている女性、妊娠2回目以降の女性です。

理由として、立ち仕事が長いと、どうしても下半身が圧迫される時間が長くなってしまうので、心臓へと血液を送り出すための重要なポンプの役割をもつふくらはぎ部分などが上手く機能しなくなり、血液の流れがスムーズに行かなくて起こってしまいます。

妊娠2回目以降の妊婦さんは、出産を機に、骨盤内の静脈が圧迫され、それによって下半身の静脈にうっ血がみられ、上手く血液を心臓へ戻すことが出来なくなり、症状を起こしやすいといったことが言えます。

重大な症状ではありませんが、下肢静脈瘤になると、むくみ、だるさが残る、熱をもつなどの症状が出て来て、重度になると、上手く流れなかった血液が下半身に溜まってしまい、血管が浮き出て、その部分が黒く痣のようになってしまうこともあります。

対処方法としては、その日の疲れはその日に解消することが一番大切ですが、寝る際などは、なるべく負担を軽くなるように、足下に枕などを置いてあげて、心臓より高い位置にして、血液の流れを助けてあげることが必要です。

女性の冷え性

また、冷えが原因の場合も、同じような不快感を感じることがあります。万一、エアコンの効いた室内に長時間居なければならない状況の際や、寝る際にエアコンを着けたままの状態の時などは、膝掛けなどを使う、靴下を履くなどで、冷え対策を行いましょう。

また、1時間ごとに軽くマッサージをしてあげたり、屈伸運動をするだけでも、血行促進につながり、症状を防ぐことが出来ます。

もうひとつの原因としては、寝る前の間食や水分を多量に摂取した際にも起こりやすくなります。寝ている間にそれが上手く消化されず、体内に留まってしまい、それによってむくみの症状が出たり、同じような不快感を感じてしまいます。

なるべく寝る前の3時間は、多量に物や水分を摂取することは避けましょう。 寝起きは一日のはじまりとして、とても大事な瞬間です。気持ちよく一日を過ごす為にも、日々の心がけや体調管理をしっかり行いましょう。

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