足の捻挫は治る?クセになる理由と完治させる方法とは?

足の捻挫は治る?クセになる理由と完治させる方法とは? 足の捻挫

よく皆さんが口にしている『捻挫は一度起こすとくせになる』と言われていますが、それはどうしてでしょうか?

本当に完治しないのでしょか? 原因としては、不安定な場所での不注意によって挫いてしまった、高いヒールや不安定な履物によってバランスを崩して、スポーツ時のちょっとした動作のコントロールミスによって挫いてしまったなどがあります。

それによって、足首関節付近のじん帯や伳の損傷、断裂、出血により患部が腫れ、痛みを伴います。

初期治療方法として『RICE』(安静、冷却、圧迫、挙上)が有効ですが、治療後2~3日ほどで腫れや痛みが引くケースがほとんどのため、そこで治療を終了させてしまい、その後のケアを怠る為再発してしまう場合がとても多いのです。

外見上や痛みは引いたと しても、実は、足を動かすうえでとても大事な働きをしているじん帯やアキレス腱、筋肉は簡単には元に戻らないのです。

また、初期治療中に安静にしているため、あまり動かさずにいた間に筋力が弱くなり、じん帯などを回復させようと体が無理に頑張るため関節が歪んだまま固定されてしまいます。

初期治療のみで終わらせてしまった方が、そのために同じように挫く行為を繰り返してしまっているとも言われています。

もう一つの原因として、繰り返し挫いてしまう方が多く損傷している関節が『距骨下関節』です。これは足首関節とは別で土踏まずと内くるぶしのちょうど中間にあり、知覚神経センサーの働きをしています。

地面の傾きなどを感じとり、不安定な場所でも倒れない のは、この距骨下関節が正常に働いているからです。 捻挫時一緒に痛めてしまうと、この為に、繰り返し起こしてしまうと言うケースもあります。

それでは、一度起こしてしまうと治らない怪我なのでしょうか?そんなことはないのです。

どのような怪我でも、きちんと最後まで治療すれば、完治するのです。痛みがなくなった、腫れが引いたから大丈夫と自己判断をしてしまう、そこが完治せず度々繰り返す一番の原因なのです。

一番有効とされている治療方法がバランストレーニングです。一度損傷してしまったじん帯や伳、筋肉は、伸びたままや変形したままの状態(足関節不安定症)となり、正常時のバランス機能を失っています。

その失ったバランスを元に戻してあげるトレーニングを する事で繰り返しを防ぐのです。 適切にトレーニングを行えるよう、スポーツ指導をしてもらえる整形外科や整骨院などを受診することをおすすめします。

じん帯などが完全に完治するまでには6週間はかかると言われています。 自己判断するのではなく、適切なアドバイス受ける事や治療を行う事がとても大事なことなのです。

また、今を怠り治療不十分で終えてしまったため、後々肩こり腰痛で悩ませれる恐れもあります。くせになってるから仕方がないと思うのではなく、必ず直すと思う気持ちと根気が必要です。

また、歩くのに不安定な履物を履くときは場所を考える、足下は常に気 をつけて歩くなど、自分の体を自分で守る行為も大切なことだと思います。

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