応急処置にも再発防止にも大切なふくらはぎの肉離れのテーピング正しい手順と効果

応急処置にも再発防止にも大切なふくらはぎの肉離れのテーピング正しい手順と効果 ふくらはぎの肉離れ

スポーツ選手には最も身近な怪我とも言える肉離れは、筋肉に過度な疲労や負荷がかかり、断裂することによって起こる症状です。

特に起こしやすいのがふくらはぎで、断裂の際には内出血を伴うことも多く、その痛みはごく軽いものから、歩行が困難になるほどの激痛まで程度により様々です。

起こしたら、まずはアイシングなどで冷却する応急処置が必要ですが、その次に行う大切な処置としてテーピングを行います。

断裂箇所を悪化させないだけでなく、軽度の症状でスポーツを続行する場合の筋肉や腱のサポートなど、応急処置としてとても大切な行為です。

また、治療の一環として、リハビリが行える程回復するまで、断裂した筋肉を保護するためにも毎日用いられます。

■ふくらはぎの肉離れのテーピングの仕方

ではどのようにして、テーピングすれば効果的に守ることができるのでしょうか。一般的な方法をご説明したいと思います。

①負傷箇所の周囲を縦に5センチ程多めにテープを張ります。

②①の下の部分にふくらはぎ全体を覆うように横へテープを張る。この時ふくらはぎの内側から外側へ向けて、テープを若干斜め上に持っていくように貼ります。

③今度は外側から内側へ向けて、②のテープとちょうどクロスさせる形でテープを貼ります。

④③までのテープに半分くらいずつ重ねる形で、下から上へとテープを巻いていきます。この時、起きた箇所を中心としてテープがクロスできるように貼るのがポイントです。

伸縮性などで、テープを貼った箇所を、下から上へ巻き上げて行きます。

直後に行うのは、あくまで負傷した箇所をこれ以上悪化させないための応急処置です。

スポーツが続行できる程度であっても、筋肉が負傷していることには代わり無いので、テーピだけに頼らず、必ず医療機関を受診しましょう。

テーピングに頼って負傷した所を酷使していると、悪化したり、再発するおそれもあります。ひとたび悪化すれば、復活するまでとても長い時間が必要になってしまいます。

普段の生活をするだけでも負荷がかかってしまう筋肉です。医師の指示に従い、しっかり治療して一日も早く完全復帰できるように心がけましょう。

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