通常、足がむくんだらマッサージをしたり、ツボ押しをしたり、ゆっくりお風呂に入って血流を良くして改善していきます。しかしそれは健康な体の場合です。
負傷していたり、疾病が原因でむくみが起きた場合は、通常のむくみと同じように対処していると、余計に症状が悪化したり、逆効果になる場合もあるので注意が必要です。
ふくらはぎが肉離れを起こした際も足がむくんだような状態になりますが、安易に自己流のマッサージなどせず、医師の指示に従って正しい対処方法をしていきましょう。
■肉離れ直後
肉離れは筋肉が断裂して起こるので、内出血を伴いやすく、一見足がむくんだような状態になりがちです。
しかしこれはむくみではなく腫れている場合が殆どなので、適切な応急処置を受け、必ず医療機関を受診しましょう。
■回復期
筋繊維が修復し始める回復期には、細胞内に水分が溜まりやすく、むくみが起きやすくなります。
しかし断裂した筋肉が修復を開始した段階なので、自己判断でマッサージなどするのは絶対に避け、安静にしておきましょう。
むくんだ部分に痛みを感じる場合は、まだ筋繊維が完全に修復しきれておらず、損傷が残っている状態なので、触ったりせず、医師の指示に従って治療に専念するのがベストです。
やがて、筋繊維が完全に修復すれば、自ずと水分の循環が良くなり、痛みもなくなります。マッサージが必要な場合も、医師と相談して、指示があってから行いましょう。
■悪化させないためにすべきことは
むくみを悪化させないためには、指示通り治療に専念することが最も大切なポイントです。
保存療法で指示された食生活の改善などは勿論のこと、入浴なども患部を温めるためにも毎日入るように指示されることが多いようですが、お湯の温度や時間は医師の指示に従い行いましょう。
また、飲酒は禁物です。飲酒すると全身の血行が良くなり、患部に血が溜まりやすくなったり、内出血を再発しやすくなります。医師の許可が出るまで飲酒は絶対に控えましょう。
悪化させないためにすべきことは、肉離れの一日も早い完治のためにも必要なことです。きちんと守って、一日も早い完治を目指しましょう。
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